2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

知恵熱が下がって久しぶりに外へでた。季節感がよくわからなくてよくわからない格好のまま行って帰ってきた。ちょっと悲しかった。

西村賢太「小銭をかぞえる」

ひどい主人公だな、と思ったら私小説だった。ほんとうにこの人は伴侶や伴侶の親に金銭的に頼りながら悪びれもしないひどい人なのかもしれないが、中村さん評によると伴侶もこの主人公もともに「ねたましいほどに幸福そう」な「幻の世界の住人」。悪態をお互…

円城塔「つぎの著者につづく」

怖ぇー。私にとっては鬼門の要素があって(しかもたっぷり)。最初中上健次風の世界を書くのかなーと思ったのに。「遺稿管理者の意向」とか突然来るとまいる。

ユリコフ・カワヒロ

藤本やすし氏率いるBUILDINGのサイトから。 http://www.bldg-jp.com/j/artist/YurikovKawahiro/index.html いつ見ても面白いイラストです。

このところ京都にお華に行ったのと3月からのチベット騒乱ニュースのためか熱が出た。7度33分。知恵熱だと思う。母が友人に言ったら、「○○は少しは知恵熱を出したりした方がいいんじゃないか」とのこと。ちょっとほっとする。

「願」安斎あざみ(文学界)読み終わった。書評を読んで気になったので。初老の「男」の物語にしては若い書き方だなあと思って、もう一度書評読んだら、「実のところ語り手の視点は娘のものと思われる」。驚く。「娘は本当の父親が知りたい」これ切ない。

春の洋あやめ類を活ける

花材 オクラレウカの花 オクラレウカの葉 イチハツの花 イチハツの葉 杜若や菖蒲など、あやめ類が出回ってくる季節だそうです。 葉組みをして、古典生花として活けます。画像はさみしいけどこれから花が咲いてくる、活けたての生花。それから2日たってイチハ…

ゆうがたクインテット

最近これ観てますね。サビの部分 涙なんかは乾いちゃう 気がつきゃほら 春の夢の中 元気出る。 NHK教育TV17:50〜18:00にやっています。目当てはクインテット雑唱団「ボレロ」。なかなかやらないなあ。

至福のわけ

友人の中村さん(仮名)の文学界の新人小説月評読み終わった。面白かった。文芸誌は滅多に手に取らないけどこれから読むようになるかも知れない。 高校時代恩師が新聞の「ひと」に載ったときはあまりの実像との距離にメディアへの不信のようなものが芽生えたけ…

あざとい

友人の書いた書評の中に、学生時代に彼女がよく使っていて耳に馴染んだ語句を発見。本当に語彙の豊富な人だった。辞書で引く。 あざとい(1)思慮が浅い。 小利口である。 (2)押しが強くて、やり方が露骨である。「あざとい商法」(広辞苑) 文中に使わ…

漢字はないのです

画像は前々回のお華のときに生けたオニリガラムという花です。先週新しい花を生けようとしたら一本だけまだ生きていたので、瓶に移して部屋に置きました。小さな蕾が順に開いていきます。

大学のときからの友人と久々にこのあいだ電話で話して、半年間文学界に書評を書いていたというので見ようと思い図書館へ。まだ一部しか読めていないけれど、この清々しさはなんだろう、至福? バックナンバーを読むのはとても楽しみです。

清々しさ

ここのところ何かおかしいぞと思い始め、人の話を聞いたり、するのが好きな性情の裏にあるものを、思った。 生きてく上で大事なのは共感と参加だろうと思うけれど、観察、と相手の本性をみきわめることが大事だ、と非常に強く思っていた気がする。どこで習っ…

自由を我等に

春の花を中心にした盛花

花材 黄色い山吹 ミニグラジオラス トルコ桔梗 キキョウランの葉 いつもは進度に応じてひとりひとり花が違うのだけれども、今回はみんな盛花をいっせいにやりました。やわらかい枝の山吹はなびきものといって吊るす花器や掛ける花器にしだれるようにつかうこ…

水曜日はお華の日