吹田の民家みたいな、家を改造した文化交流センターみたいなところで、とても好きな作家さんの、小森文雄さんの水墨画の個展をみた。枝にたわわになる桜に、墨が流れている。黒い墨の、薄いところに光が当たっている感じがある。モチーフは桜とか百合なんだが抽象画にとても近い。構図なんか人のわざとはおもえないかっこよさだった。小森さん本人と会えた。何気ない質問「あなたも絵を描くんですか」と訊かれて、すごく動揺し、「いや描くというほどのものでは・・」自分でも驚くほどの動揺ぶりだった。お弟子さんの個展の案内をくれたり、「近所にいいお屋敷があるんですよ」と教えてもらったりした。吹田駅から歩いて20分くらいのところだった。