秋なので本を読みました。

明るいチベット医学―病気をだまして生きていく (センチュリープレス)

明るいチベット医学―病気をだまして生きていく (センチュリープレス)

日本人のアトピー性皮膚炎の罹患率はかなり高いというけど、この本によれば生まれたとき赤ちゃんを産湯で洗わないで、母体から一緒に出てきた胎脂を数時間なめさせておく、そうすると赤ちゃんの腸内にある毒性を持った胎便がでて、アトピーにならないそうな。インドで開業している、チベット密教を修行しておさめたお医者さんの本である。「他人の痛み」がわかるかどうか、というのも、あんまり皮膚を過保護にしないで、皮膚にある乳頭体を発達させて皮膚感覚が鋭くなっているということに関係があるとか。乳頭体が発達していると、「さっきまでここに誰かいた」とかも分かるらしいです。(ヨガとかでは感覚を開放してこういうことをやるみたいである)。
あと癌をなおす方法とかが独自で面白かった。
日本の医療についての批判(尊厳死の問題とか)もあるけど、日本の医療を変える方法については一切述べられていず、見捨てられてる気もする。いまから昔風の産婆さんのお産にもどれといってもどれるのかな。
次のこれは私らの世代のつい引き付けられる癖みたいなものを内臓している本だと思うけど、思い出したのでここに載せときます。