2007-04-28 ■ 日々 読書 日々 読書 シモーヌ・ヴェイユの伝記にちらっと出てくるスペイン内戦。小説を読んでいて歴史的背景がでてくると、高校大学と半端にしか知識を蓄えていないので(高校では現代史まで行かずに世界史を終えている)知識が増えてか、ちょっと得したような気分になる。(コスタ・ガブラス監督「Z」もフランコ政権崩壊の話だったが好きだった。) 「風の影」は話は本当におもしろくないんだけど、登場人物とフランコ政権関係の描かれ方がいい感じ、というかこわいけど面白い、という変わった作品だと思う。第二次大戦後もこんな国家が。しかもヨーロッパなのに。そんなので「国家スペイン」が自分だけの中で流行る。