二種生け古典生花

一月最初のお華に行ってきました。久しぶりの古典生花、くばりではなく乾山に生けました。
花材
 緋ボケ
 水仙
古典は一般に5段の格を作って生けますが、助他格といって相互の枝で格を補助するものがあればそれを利用することが可能だそうです。花の少し咲いた緋ボケは、かくかくした枝、天に向かう感じを出生として生かすのだそうです。真に使おうと思った太い枝の姿、丸く屈曲していたので、留との間に空間を生じさせたい感じ。すごく失敗してしまったのは、根占の上の切りだめを反対向けにしてしまいました。それで先生に言われるまで気付かなかった。それ本勝手ではなく逆勝手だから行は右になるよ。と。覚えなければならない。あと行もボケですが枝が細いものは後ろから挿すことにより根占を一本に見せられるということ。留が水仙水仙は四枚を葉組、針金入れたりして生けます。逆勝手なので葉組が左右逆になります。袴、指でこすって抜き、組んだものにはかせます。
水仙は陰徳の花として、華道のなかでは高い格の花とみなされるのだそう。表立たずに陰で得を積むという花をいけられるのは、正月のいろいろの中で、いいことのように思える。去年よくお休みしてしまったから、がんばろう、という勢いはあったがそれは表立ったことだけではなくて、たとえば普段の生活とか、どんなことを意識したり望んだりするか、とか、なにか陰で行われることが大事なんではないかと。猫の小太郎が大病して、生き死にについて考える。私もこの世からいつかいなくなる。なるべく無神論的に考えたいという願望がある。いつか読んだ、死んだら波動が残る、という生死観がいい。生きているあいだもよい波動がでていますように、とか。小太郎は入院して一時危なかったけど、私もぐらぐらして足元定まらず獣医さんの受付で「夕方また来ます」というのを同じ人に3回も言ってしまったりとかしたが、華道の教室出たところで電話すると数値下がって、ごはん自力で食べれるまでに回復したと知る。ものものみなみな感謝する。