網中いづる展

四条河原町、メリーゴーランドにて。3月30日瑞泉寺でM田さんが初日に行くと言っていた。初日だけ作家さん在廊というので。他のイラストレーターさん方もM田さんのお友達ですと言って会いに行くみたいだった。会うのに勇気が足りず最終日の今日行きました。雨降ってて、画廊探してぐるぐる歩いて、足濡れ、ビル見つかったのは時間ギリギリでした。昭和、いや大正か、のころのレトロなビルで、ちっこい部屋が各階にいくつもある。まわりはコンクリの殺風景な建物が多かった。絵は、きれいでした。印刷でみるより鮮やかだし、描きたい思いが伝わってくる。絵具の盛り上がり具合とか、配色の計算とか、魅力的。人物も豆のように小さく描いてるけど、そこがよかった。赤い絵が欲しかったな。買えないけど。網中さん画の絵本をいくつか売ってて、「むく鳥のゆめ」速読し即購入。家でみたらサインとイラストが描いてあった。ぶんの作者は「ないた赤おに」の人だった。やさしさについて考えさせられる本だった。子どものむく鳥が、帰ってこないお母さんを慕う。ピンクのバックが多い。いくら待ってもかえって来ない日々を、見開きそこだけ空ときいろの原っぱで表すとこなど、秀逸。夢に現れる白い鳥の絵も。

むく鳥のゆめ (ひろすけ童話絵本)

むく鳥のゆめ (ひろすけ童話絵本)