遠藤剛毅展

石膏デッサンの修行場だったアトリエが先生の作品の美術館となり、10周年を迎えたのと記念の展示をお知らせもらっていた。日にちみたら、あと二日しかない。明日は京都に用事あるけど二つこなせるかわかんない、ので今日行きました。昼下がり、電車に乗って、市内は地下鉄だけどそこへ行くまで地上、たった一人で、「もしここで死ぬような目にあってもだれも助けてくれない状態」で移動していくのを何か切々と感じた。目的地、ああ死なずに着けたよ、という感じ。N先生が在廊してらして、電話対応の合間を縫って作品の解説とか近況とかぽつぽつと話した。遠藤先生の絵は、当時はぜんぜん分んなかったけど、むしろ初期の描き方がいいのにと思っていたけど、今見ると古くなくて、やろうとしてることの端っこを垣間見た気がした。印象派の光の解体てこういうことなのだろうと思う。形デッサンしてとり、それによりすでにあった常識のものの見方を消し、新しい光が画面上に来る。うまく言えない。とりあえず、今日きてよかったです。
画像は代行会社の絵の担当してくださったOさんです。