台風まえ

出口敦史さんの個展見に行きました。天満橋に。ギャラリーのお姉さんという感じの方が、絵が「変わりましたね」とおっしゃるがえっそう?(悲)。色が濃くなった、みたいなことだったがもうすでに去年のものの細部を思い出せない。あえて言えば絵の詳しくなり具合がかわったのではなかろうか。とあとで思った。月と猫、しろくま、湖の木、かわいいし、半立体もよかった。毎年見に行っててちょっとずつ変わっていってでもなんか今回のは銅版画っぽかった昔に似たところがあった。動物の小さなお人形もバリエーション豊かになってました。(人形が変わったのはわかった。)このひとは世界がこんな風にかわいく見えていて、それはずっと変わらなくて、大変なことだろうなと思った。というか自分がそうだったらという意味で。かえりに風景がどんどんかわいく見えてきて困った。でも最寄り駅について、国道ぞいをあるくとそれは消える。消えるよ、こんな極彩色の看板ばっかりあってさ。帰ってきて友人のドイツ音楽旅行、ライプチヒの教会で合唱し、外でその見ず知らずのお客さんの人たちから拍手喝采で合唱のアンコールを受けて歌うという、いいブログの話に感動した。いいな。