水仙の古典生花

根分け生け、葉組をした水仙の株を雄株に3つ、雌株に2つ使います。まず水仙の根っこにある袴と呼ばれる部分を手でもみしだいて花の茎を抜き、袴を破かないようにとり、葉をばらばらにします。ばらばらになった花と葉を自然の出生にあわせて葉を高いの、中間の、低いのに組み合わせ、花は低くして生ける役の高さに切って袴をはかせます。葉組したものを雄株の真、行、留め、雌株の真、留めの順に背を低く。全体で天、人、地となるようにいけます。水仙は出始めから冬至にいたる季節の生け方で、花を少なく、あまり曲をつけない。雌株の留と雄株の行にだけ針金を通します。水仙は葉組さえちゃんとできればあとはどうしたって美しくなる、というかかこよく生けられるところが好き。かっこよく活けられたかな?