ananやBRUTUSの発刊当時に活躍した、ロゴデザインも考案した堀内誠一というアートディレクターが、ぐるんぱのようちえんの作者だとはそれだけでもうすごい。ぐるんぱのようちえんは、ぞうのぐるんぱがぞうのみんなに洗ってもらってきれいになって、泣いているひびを卒業して出ていくところから始まる。ぐるんぱを見送るぞうたちの、はしっこのほうにいるくちだけみえるぞうが、こどものころ気になってしょうがなかった。ああいうデフォルメはいい。たぶん作者そのものが出ている感じが印象深かったのだろうと思う。つぼばやしあきこさんというイラストレーターで、かつておなじイラスト教室に通っていた方のブログでこの本を知り、購入しました。堀内誠一さんは原田治氏のブログにもたびたび出てきて、とてもいい仕事をたくさんした人だったんだなと思う。