愛の続き イアン・マキューアン

ずいぶん前に買っておいてあったのを出してきて読んだ。恋愛ものじゃなくて、恋愛も描かれているんだけどサスペンスで、映画向きで、映画化されたのを見たら楽しそう。真実がぶれて、だれにも手の届かないところへ行ってしまって、絶対に到達できないというところが。人に伝えるうちにますます迷宮入りしてしまうところが。出てくるひとほとんどみんな年下なんだなあと思うと、学生時代の読書はなんて希望にあふれていたことかと思う。