お華は地下鉄でゆく

やっぱり先生の手をかりてしかできない。与えられた花材のなかにこういうのは美しいかな、という発見をして、そしてその形に向かって手をいれていくのだが、発見がそもそもできない。捩じったり矯めたりというのはどんどん速くなるから大丈夫といわれる。ついに引導を渡された感じ。こわいこわい。それで留めの前添えの椿を、この一本なんとか思い通りに生けようとした。あとは先生のです。最近そういうこと多いなあ。と、冷静になるために他人事化する。
花材
 桃
 椿