こわいよ〜

「悪霊」ようやく上巻の終りのほうになって盛り上がってきた。なんだろう。この本のはやっていたころ、(ってたぶん60年代とか?)のもつ「枠組み」がある。もう21世紀になってそれは通用するだろうか。反体制、みたいなの。スタヴローギンの魂、って前に書いたけど、この人みんなに恐れられている、という描き方のせいで宙に浮いてたけどほんとうに人間らしいひとなんだな。そういうものは「枠組み」の中に入って、生かされている。