嵐が丘

下巻読み終わりました。おもしろくて、電車の中でどんどん読んでしまいました。登場人物一人一人の中に各自の物語が鮮やかに完結しているのを見てこころよかった。途中とても寂しい背景、喜びとその破壊、憎しみのようなものには息苦しくなったけど、エミリ・ブロンテは牧師の娘さんだったんだな。それなのに信仰のゆがんだあり方(ジョウゼフにみられるような)をリアルに見せられ、実生活で信仰がどんな感じで日常のなかにあったのかと想像する。しかしヒースクリフはあれでよかったのかな。重いな。