引きこもりのくせに、頭の中では外の街がしきりに意識にのぼる。秋が近くなってきて、なんかオフィスみたいなとこで用事がすんで御堂筋の信号を渡りたい、と切に思っている。半径5メートルくらいの(3メートルじゃない)自分のいる世界を、家にいる自分より重々しく感じたいと思う。このところ本当に家ではくつろげない。家事全部こなさなくてはならなかった一人ずまいの、お金のことと食事のことばっかり気にしていたおかしな生活よりも、もっと、くつろげない。
今日はガスレンジの点火プラグの電池をとりかえていて、取った電池を、父がひっつかむようにしてさらに私の手をひっかいて奪い取って、イラッとした。父に「人格がなってない!」とか言ってしまった。私はどうせ勝手に傷ついているんでしょうよ。でもあれはないと思う。