7月の末にギャラリーハウス・マヤの主催するコンペ「挿画を描くコンペティション」に応募していたのが、案の定、落選し、でも絵にコメントがついて戻ってくるので待っていた。「よく見ると中々凝っていてうつくしいです」(いつよく見たんだよお。)もっと、けなされたかった気もするが、喜ぶことにした。課題はいくつかあって「ライ麦畑でつかまえて」(を選んだ)本の表紙という設定で描くことになっていた。評いわく「これからいろいろなテキストでトライしてください」本と合ってなかった、ということか。入選作はどれもすごく絵画的。「ロリータ」を選んだものが多かったな。祖父江慎の選考したのがとても好きだ。考える暇があまりなくて、残念だった。
8月中旬になってから「待っていること」がいっぱいあって、それで時間がどおーっと流れるとか言ってた。たとえば友人の海外旅行のあいだ彼女のブログが読めないとか(今は読める。というか核心的旅の話でおもしろい)、父親が友人に本のことを訊いてくれると言ったまま富山に行き葬儀(父は坊さんです)のため帰ってこなかったりとか、もういっこのブログを移設手続きしたのの完了の連絡とか、天璋院篤姫和宮にほんとに呼び捨てにされるのかとか。このコンペの結果が最大だった。ひとつひとつは大きなことではないのになとも思う。今は情報が入ってきて、胃の痛みも直るというものだ。