コミュニケーションそうとう下手

常連さんの多い喫茶店で、上手くお茶を飲んで帰る方法が知りたい。そういう店は、会話にルールがあって、モラルも確立しているので、知り合いじゃないからといってそっぽ向いているわけにはいかない。いや、いいことだと思うんです。黙ってお茶飲んでるよりは。友達と入ったらその人と話してればいいわけなんだけど、一人で入るとき。カウンターの中にいる店の人となら、「今日は母は?」とか(一度母と行った)、仕事見つからないとき「なんとかなります」と言ってもらえることが多い。
喋るというのは、第三者からみればのっぺらぼうな情報のやりとりなんだけど、自分が隣のお客さんに喋るとなると、「深く考えさせるような話題は振らない」「感じていることをそのまま言わない」などのモラルが立体的にあるような気がする。そしてその結果難しい条件をクリヤーして喋れたとき、その人の人格に触れてほっと安心する。関心のあることを効く、というのが存外難しい。やってみたら、ぜんぜんのっぺらぼうじゃないじゃんか。私は一期一会という言葉はたぶん知らなかったろうと思う。