庄野潤三

せきれい (文春文庫)

せきれい (文春文庫)

こんな老後だったらいいな。ストレートで、ギトギトしたものが全くないコミュニケーション。いろんなものを、あげたりもらったり、食卓にそれが並んで、「おいしかった」といえる。日本文学ならではなんだろうか。別のひとがこれをやると、実験小説になってしまうような気がする。