後日談のゆくえ

「赤い葉:フォークナー」の感想を書いたブログをお世話になっている方が読んでいた!お宅に伺ったら発覚した。(ブログの感想生で聞くの初めて)嬉しかったけど批判にへこむ。2日間かかって平常心に戻る。
2日間で考えたこと。
1.「文学をやるのに白人も黒人もあるか!」という考えはまちがっているのかどうか。
(フォークナーが白人であったことを意識しすぎると、邪念が入るような気がする。)
2.私が使った譬えは無神経であったのは確かである。
3.その他(私には「他者」がいないのかどうか)(フォークナーの作品という他者に出会った話を書いたつもりだったたがいかんせん力量が足りないので誤解された)
「赤い葉」はフロンティアがまだあった頃のアメリカを、それよりずっと後に生まれたフォークナーが描いたもので、無法地帯で白人の移民たちに混じって財と名をなしたインディアンが、白人から奴隷として黒人を買うのだが、どう扱ってよいかわからない。黒人たちはどんどん増えていくにもかかわらず。インディアンの首長が死んだら、それに仕えていた召使は殉死するという、実際にあったと訳注にある風習が描かれる。仕えていた黒人はそんなもの知らないよと逃げてしまう。
ブログのアドレス
http://blog.kansai.com/sat0304
「他者」について考えるときに読む本はどれだ。これはまきこまれちゃって出られなくなることがよくある、永年の愛読書です。

自己と他者

自己と他者

本に頼るのはしたくない。でも本に頼ってしまう。レヴィナスを読もうかな。