昔の本

毎日、洗濯機を回したり、干したり、植木に水をやったりしなくてはならない。どの本だったか、シルヴィア・プラスの書いたエッセイの中で、「私は詩の中に歯ブラシを取り上げたことはありません」ということが書いてあった。芸術家と日常生活とは、どんな関係にあるのだろう。1年前に読んだ伝記はおもしろかった。彼女の死後、版権を夫テッドがなかなか譲り渡さなかったもんで、許可をとるのが大変だったという。
シルヴィア・プラス 沈黙の女
いい本だった。日々の生活に気難しさのもたらす害悪が描かれていて、親しみがもてた。