こだま

去年5月に依頼され、まえからずっと進まなかった英訳、手放す。依頼主から、督促のような、解雇通告のようなメールが来て、返事したら電話が来た。督促は、急に状況が変わったせいだったようだ。闇の中に向かって話しているみたいに、これまでの仕事全部について自分の思ってること全部言った。そこには私しかいなかった。聞いてる相手の人はいるんだけど、私というものだけが、私の考えだけを喋っていた。結論になって、お金払って頼める他の人を探したほうがいいと思う、と私は言った。救われたのは、途中まで訳した分は使うということになったことだった。タイプして、送る。英語力はないし、チェッカーもいないし、解放されて良かったように思う。