人と会う

京都連続2日になってしまうなあと思いながら、ほかにすることもないので、カルティベーションパートナーズの展覧会ざわざわ展に行こうと思って、そして少し勇気だして京都にすむY谷さんをさそいました。平日、午前中にいきなり電話、しかも今日のおさそいだったが快諾してくださった。夕方の展覧会は新風館3階の面白い窓のあとのあるギャラリー。遊び心の一杯ある展覧会でした。秋のざわざわというが普遍的なざわざわをもらった。デッサンとか崩れないで残っている。それで階段降りながら物忘れが互いに激しい話とかした。アフリカなんとか、という曲をいつも聴いているのにタイトルを思い出せないという。私は別れ際認知症という言葉がでてこない。前回会ったときは窯変源氏物語がでてこなかった。夕食食べようということになりあさきぬへ。ここN夫妻と去年もおととしも年末に訪れた。高めの酒さかなともにおいしい店。Nさんの文章載った雑誌みせる。おお!と感動。Y谷さんお店の誰とでもふとしたはずみに仲良くなっていく。いつも目をみはる。あさきぬの子供さんともおにやんまの捕まえ方で意気投合。そんなことは私にはとてもできない。ひとりで来ているお姉さんともお酒の作り方で意気投合。なんかいつも自分がずるい、好意に甘えて人をだましている気がする。わたしはだめなんです!と言いたい気分。パウロ君をサメの水槽に投げ入れろと言ったというドイツ人の話をしながら蛸のてんぷらたべておいしかった。そこ出て蛸薬師通りまで下がって、抹茶系のお菓子とビール系の食べ物を併せて出している不思議な店にはいる。不思議な通りだった。そこで薬を家に忘れたことに気づく。無念ですが10時まえにわかれました。話したのは、彼のこととか両親とそのおしゃれな洋服を買いたい欲望のこととか、死を想うこととか、最近住職になった画家さんの先生の話とか。あいづちうってるけどついてくのむずかしいことも。私にとって絵は必要なものじゃないのかとか。店でて私服の自転車の高校生の高い声に「ギャル!!」と叫ぶ。これにはじまり駅までだんだん壊れていく。おもしろかったけど、なんだろうこのそれこそざわざわ感は。