部屋の中に展示に出す絵をならべる。(明らかに過去のもののほうが完成度というか内容が濃い。ピンチ)展示のためにここ数日でやったことはそれだけ。そんなこんなでここ一週間ほど固まっている。こういうときは料理でもすればいいのだが、父がきおい立って、週2回の夕食当番をがんばっているのをみると私がやりますとなかなか言えない。行動だけじゃなく中身もかたゆでの卵のように硬くなってしまっている気がする。
一部だけとりだしたら全然別の詩。
 このなまめかしいまぼろしの森の中に
 しだいにひろがっていゆく憂鬱の日かげをみつめる
 その私の心はばたばたと羽ばたきして
 小鳥の死ぬるときの醜いすがたのやうだ
萩原朔太郎詩集)