20代のころしんどかったな。23歳のとき子どもがほしかった。一緒に電車に乗って、どこかからの帰りで、靴についた泥を発見して、「○○ちゃん家に帰ったらお靴洗おうね」と言って、家に着いたらほんとに靴を洗いたかった。約束する、ということを本当にしたかったのだった。実生活における約束密度を、当時ほとんど得られなかったので高めたかったのだ。年をとっていないということだけで、「約束」は減る。年をとることがいいことだとはあまり言えないと思うんだけど、(ああ何書いてんのかわかんなくなってきた。)当時想像していたよりずっと悪い日々だと思うんだけど、年取って自動的に増えた保障がわたしを生き延びさせている。