自分だけを守るよ。

水曜日新しいデッサン教室に行ってみた。主催の先生になぜか仏教の話をしてもらって、聞いて帰ってきた。重い話だった。聞いているだけで精一杯。華道と曜日が重なるので時間帯について訊くために電話をしたら、先生ご本人が出て、私は無言になってしまった。あちらから受話器の切れる音がした。こんなことではいけないと思いもう一度電話して、生徒の窓口となってらっしゃる別の先生が出て時間帯の説明を聞くことができたが、さっきの非礼は取り繕う暇もなく。6時に講評が終わるならば華道に行ける。しかし窓口の先生の説明によると5時までの実技のあと講評があって、そのあと話をみんなでする、お茶も飲む、というフルコース。6時に帰ったら主催の先生は残念がるかもしれないね、と言われて途中で失礼する度胸はない。
主催の先生はすごい絵を描く人なのだが、なんせ今まであったことの無いタイプの厳しさと求道心がある人で、自分の身を守ることを考えてしまった。何も求めず、何も考えない今のままの自分の身を守る。たぶんもう敷居は跨げないだろう。